世界大戦 ー コロナ戦争からウクライナ戦争へ

コロナと戦争を結びつけるというのは自著でも書いたが、この全体主義的な雰囲気に違和感を感じるからだ。一方的な情報しか流れず、それ以外は排除される。

そしてそれは、昨今のウクライナ戦争にも同様のものを感じる。悪のロシア・プーチンと正義のウクライナ・ゼレンスキーや西側諸国という構図にだ。

 

岡田斗司夫は、コロナは戦争であるといい、先の大戦と同様、4年程度続くと言っていた。

コロナ戦争とホワイト革命 岡田斗司夫ゼミ#425(2022.1.9) - YouTube

コロナ戦争は、いまのところ2年くらいだが、少し終わりが見えてきており、続けるのは難しい。残り2年はウクライナ戦争が引き継ぐかもしれない。

 

岡田は、大戦前と大戦後では大きく価値観が変わるという。

今回について、グローバリズム→ホワイト社会になると予想する。

実のところグローバリズムとは、アメリカナイゼーション(米覇権、米ドル体制)のことである。



私が、最初にコロナと世界大戦を結びつけて考えたのは田中字の記事によってだ。

次の記事はいまでも注目に値する。

コロナ危機は世界大戦の代わり

 

少し言葉を拾ってみよう。

各国政府は新型コロナの発生以来、感染対策の名目で人々の行動を制限し、世界中の人々が経済社会政治の全面で窮乏生活を強いられている。この状況と範囲の広さは世界大戦下と似ている。

経済制裁により、ロシアだけでなく、全世界的に影響が出るだろう。

 

政府の命令に従わない人は、戦時に「売国奴」と呼ばれて弾圧され、コロナ下では「ウイルスを撒き散らす人」とみなされて弾圧されている。命令に従う人々は「不服従者は弾圧・処罰されて当然だ」と思っている。

→報道が一方的だし、少しでもロシアよりのことを言ったら批判される。

 

田中によると、20世紀の2度の世界大戦は、英国(ポンド)覇権の1極体制から、国際資本家(主に米国の)による多極化への試みであったという。

その意味では、今回の世界大戦は米国(ドル)覇権の1極体制から多極化への試みである。(なので、SWIFTからの排除が最終的に大きな意味を持つかはわからない)

その点は、岡田の言う「グローバリズムアメリカナイゼーションの終わり」と同じ主張だ。

 

田中は、次のように書いている。

コロナ危機が世界大戦の代替物であると考えた場合、この危機はいつどんな形で終わっていくのだろうか。コロナ危機が終わる時期として考えられるのは、覇権転換・多極化が逆戻りできない形で山を越えた後だ。欧米のインフレがひどくなり、QEが限界に達してドルや米国債の崩壊になった後とか。2024年の米大統領選でトランプが返り咲いて政権に戻って覇権や同盟体の放棄をどんどん進めた後とか。2024年末までとしても、あと3年もある。それまでマスク義務やワクチン追加接種などコロナのインチキが続くのか。途方もないが、先の大戦のように無数の人がどんどん殺されて行くよりましだ(コロナの統計上の死者は実のところ、ほぼ全員が他の持病や老衰による死者であり、コロナ自体は死者を増やしていない)。

 

現実的にコロナの毒性はかなり下がっており、このまま危機を煽るのは難しい。

そこで新たな火種が利用された可能性がある。

バイデンの「ウクライナに軍事的な関与はしない」発言は、ロシアによる侵攻の呼び水になったという見方もある。

 

世界大戦とは要するに大きなチェンジ、大リセットだ。恐慌が起こる恐れもあり、世界的な経済のダメージは大きく日本もその限りではないだろう。

QEが終わることで意図的な株価上昇も終わりが近づいている。

個人的には、金(ゴールド)への投資をより多くすべきだと感じている。