旅して感じた日本の閉塞感

タイ→UAE→トルコ→イスラエルと旅してきて全般的に感じたこと。

1)日本は、不必要な過剰品質のように感じる
海外では、車の運転は荒く、道路も雑然としている。
歩行者は赤信号で当然のように渡る。さすがに車は信号を守るが、ぐいぐい前にくる感じがある。
車間距離が近すぎるし、スピードも出す。
日本のドライバーは相当おとなしいほうだろう。

車は汚れ、傷ついているケースも多い。
クルマ本来の用を足せればいいと考えるのだろう。

日本は本質より、その上(表面)のキレイさ優美さで勝負しようとしているように感じる。
そもそもや本質は考えない、考えても無駄、空気で決まったところ(それこそ本質なのに)には触れず、それは当たり前として、その周りのエレガントさにこだわりがあるようで、はたから見ると馬鹿な努力をしているようにも思う。

海外では、役割分担がしっかりしている。
ゴミ箱があり、そのゴミを整理する清掃人がしっかりいる。
日本の町にゴミ箱はあまりなく、外でごみを捨てることをゆるされない非寛容な国だ。


2)海外は、「人それぞれ」で自由な感じがした

海外の人は、他人のことをあまり気にしていない。悪い意味でなく。
「バックのチャックが空いているよ」と親切に指摘してくれることもある。

人は人、というのがあるのだと思う。
自分は旅行者で当事者じゃないので、そう思うところもあるのだろうが、
日本だと電車で少し変なことをしても白い目で見られるところがあるが、
海外では変に目があったり気にし合う感じがない。
でも、まったく無関心なわけでなく、気軽に声かけてきたりもする。
やはり日本は空気が支配する国ということか。

日本は、本質は隠し、取り繕い、表面的には気にしていないようで、実際には気にしあい、ポイントのずれた過剰品質をする。
日本の閉塞感が少しわかるように思った。