世界をリセットするため、コロナによる経済自滅が行われている?

コロナによる経済自滅は、2度の世界大戦と同じ意味があるのでは、という田中字の記事は大変興味深い。https://tanakanews.com/201204reset.htm

なぜ自滅させる必要があるのかというと、システム改変を図るためで、改変したいシステムは、米英覇権システム。
改変したい側と阻止したい側が同じアメリカにおり、覇権vs隠れ多極という構図になっているのがややこしい。

イギリスはもともとパックス・ブリタニカ覇権国家だったが、落ち目になるとアメリカを連れ出しパックス・アメリカーナを実現させた。
東西冷戦後も覇権構造が続いたが、金融とIT、そして軍事力と情報(諜報・マスコミ)で覇権を維持している状態で、世界の成長の足かせになっている。

トランプのアメリカ・ファーストは覇権をやめたいという多極化の動きで、大衆の動きを反映したものだった。
アメリカの大衆には右派と左派の2種類があり、この人達で99%を占める。
そして、1%が覇権維持の既得権益側である金持ち国際資本家・軍産複合体で、バイデンもその一人なのだろう。
という見方で、大統領選も注目すべきと思う。
(別にトランプ支持はネトウヨではない)

国も個人も大きなものからの自立を求められてる。もう親分に頼ればいいわけではない(日本は米軍からの、個人は会社からの?)
時代の波に踊らされず、自歩を固め実力をつけることが重要だと思った。


以下、記事から引用

要するに、新(々)常態と大リセットと新しい生活様式は、同じものを違う側面から見ている用語である。それらが意味するものは米国覇権の自滅と覇権多極化だ。もう少し詳述すると「完全雇用と大量消費、全国民の中産階級化などで構成される戦後の米欧のリベラル資本主義体制を、コロナを使って自滅させること」とか「リーマン後、米欧金融を延命させてきた米欧日の中銀群のQEをコロナを使って限界以上に拡大させて破綻させ、米国の覇権を金融面から自滅させること」とか「米国覇権を自滅させる一方で中国を台頭させ、日韓を米国傘下から中国傘下に移転させて中国を強化し、覇権を多極化すること」である。

コロナ危機は、世界大戦以来75年ぶりに、人類の全員を巻き込んだ大転換になっている。

覇権転換の策略として、コロナ危機は世界大戦よりも大きく「改善」されている。