NHK「100分で名著」によると、渋沢栄一は、「資本主義」という言葉を使ったことはないという。代わりに、公益という目的を明確に打ち立てた上で人材と資本を集めて事業を推進する「合本主義」という言葉を使用していた。
なので、「日本資本主義の父」でなく、もう少し広くとらえ「近代日本の設計者」という言い方のほうがふさわしいのではないかという。
しかし、「日本資本主義の父」という言葉があてられたゆえに、日教組など左派の反発もあって教科書で紹介されることが少なく、渋沢があまり認知されない過去があった。
なんともおろかなことだ。